山梨県の地域医療の充実を目指し、県内の医療機関に就業を希望する医師・研修医を支援します。

山梨県地域医療支援センター

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ごあいさつ

 山梨県地域医療支援センターは、山梨県全体の「医師確保対策」「医療体制の充実」を図るために、山梨県と山梨大学の連携により設置されたものです。大学病院だけ、県立中央病院だけを考える、それらの対応だけを考える組織ではないことを、再度申し上げます。

 山梨県の医師数は、全国平均より人口10万人あたり13.7人(全国平均237.9人、山梨県224.1人:2014)少ないことがわかっています。2000年には、全国との差は12.5人(人口10万人対)でしたので、山梨大学の定員増が行われてもそれほど増加していないことになります。ただ、地域枠卒業生は第一期生が2016年度に初めて後期研修医(卒後3年目)となったばかりですので、定員増・地域枠設定の効果を判断するにはまだ早いですが、大都市部では医師の増加が著しいことから、単にこれまでの方策だけでは医師の増加は期待できません。

 また山梨県特有の問題として、甲府市を中心とする中北医療圏でも偏在が明らかで、峡南医療圏、富士・東部医療圏では、少ない上に偏在が認められます。医師が近くにいない状況は、生活する上で不安ではあります。しかし、山梨県はコンパクトな地域性があり、多くの県民は30分以内に医療機関にたどり着けます。ではなぜ、医師不足を感じるのでしょうか?

 医師も専門性があり、県民も専門の医師を求める傾向にあります。専門でないと診断・治療できない場合もありえます。ですが、通常の「異常な」体の状態を、どこが問題かを判断する役割を行うのが一般的な開業医の先生です。入院や特別な治療が必要と判断されれば、地域中核病院や大学病院・県立中央病院に紹介されます。また、状態が落ち着いて「様子をみる」なら、近隣の医療機関がベストです。医療機関は情報の共有化に努める必要があります。

 単に医師を増やせばよいとの考えから、山梨県の地域を理解し医療の問題を見いだし解決策を実践できる医師を増やすという考えに立つことによって、結果的に山梨県民全体の健康を守ることができるよう考える医師を増やすことを望んでいます。地域医療支援センターは、このような医師が少しでも増えるよう活動していく所存です。

山梨県地域医療支援センター長
佐 藤  弥
(山梨大学医学部附属病院 副病院長)



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